【無料上映中】タイ人の心に触れる4つの小さな物語 “コンクワン Kong-Kwan”

こんにちわGaotakです。

2017年10月28日 (土)から、今タイが抱える問題とそれに対する前国王の考えにインスパイアされた4つのショートストーリーから成る “Kong-kwan（ของขวัญ コンクワン）”が上映されています。

ของขวัญ Kong-Kwan（コンクワン）とはタイ語で”贈り物/ Gift “のこと。

現在タイのMajor CineplexやSFシネマなどの各映画館で、無料上映中です。国民への贈り物ということなのでしょう。

早速28日上映日初日夜、Major Cineplex Sukhumvitにて鑑賞してきました。

 

4つの小さなストーリー

※邦題は私が直訳したものですので、ご了承ください。

全編タイ語・英語サブタイトル付きです。

 

１．ごみ山の中の花 （ดอกไม้ในกองขยะ ドクマイ ナイ ゴン カヤ）

ごみ収集の仕事をする極貧だが家族思いの真面目なお父さんと、その子供達との物語

 

２．北の森の雨雲（เมฆฝนบนป่าเหนือ メーク フォン ボン パー ヌア）

チェンマイで森林伐採して生活する住民と、植樹して自然を守ろうと考える大学生との物語。

 

３．真実の土（สัจจะธรณี サッチャ トラニー）

タイ深南部問題を扱った作品。テロリストではないかと疑われている行方不明の父親、その娘と母親の物語。物語はエラワン爆弾事件に重ね合わせています。

 

４．手紙（The Letter）

プミポン前国王に手紙を書いた男の子の小さな冒険物語。

私が心に残ったのは、1話と3話ですが、いかんせん背景がわからないと理解できないものもあり、タイ人に聞いて、何を伝えたいのか、やっと腑に落ちたものもありました。

※画像はこちらから頂きました。

 

チケットの入手方法

チケットは配布カウンターがあるので、そこでもらいます。

無料ということで、たいそうな人混みを想像していたのですが、僕の観た回では、会場の後ろから3列埋まっていただけ。小さな子供づれの家族が多かったように思います。

 

タイのことを深く知らないと、理解できない所が多々ありますが、観ても損は無いと思います。ただ、タイお得意の”泣かせるCM”のような物語を期待していくと、すこし物足りないかもしれません。

 

ご興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？

 

映画”コンクワン”の上映情報はこちらを参照ください。